予防医療 予防医療

予防医療の重視予防医療の重視

動物も人と同じように、病気になって治すより病気になりにくい身体を作り病気を予防していく『予防獣医療』が重要です。ファルコン動物病院は予防医療を推奨します。

①混合ワクチン 対象:犬・猫・フェレット

ウイルス、細菌感染の予防のための注射です。

人でも水ぼうそうやインフルエンザなど様々なワクチンがあります。

わんちゃんではジステンパーウイルスやパルボウイルスなど、ねこちゃんではヘルペスウイルスやパルボウイルスなど、複数の病気に対する混合ワクチンの接種を行います。

他のわんちゃんと接する機会の多いトリミング、ペットホテル、ドッグランなどを利用するために必要とされることも少なくありません。

②フィラリア予防 対象動物:犬・猫・フェレット

フィラリアは心臓に寄生する線虫で、蚊が動物の血を吸ったときに感染します。

蚊からうつる小さな虫ですが、成長すると10〜20cmくらいの大きさになり心臓の血流を阻害して死に至ることもあります。

特にわんちゃんで重症になりやすいですが、ねこちゃん・フェレットちゃんも感染します。

蚊が吸血をする5月〜12月の間月に1回の投薬より予防します。

③狂犬病予防 対象動物:犬

狂犬病予防法により生後91日以上のわんちゃんは接種が義務付けられています。

初回ワクチン接種時に登録が行われ翌年からは4月に役所から接種についてのお手紙が届くので、狂犬病ワクチン接種ご希望の際はお手紙を持ってお越しください。

接種後に当院にて登録を代行し、鑑札を後日送付いたします。

④ノミ・マダニ予防 対象動物:犬・猫

ノミ・マダニはお散歩や他の動物との接触でうつります。

ノミやマダニはただ血を吸うだけではなく、痒みを起こしたり病気を媒介します。

特にマダニは人に重症血小板減少症候群という病気を媒介する恐れがあり、時に死に至る場合もあります。

今のところ、わんちゃんに感染したという報告はありませんが、動物についたマダニが人を吸血する可能性があるため予防が重要です。

予防薬には皮膚に塗るタイプ・内服のお薬があります。冬にも感染する可能性はあるので、年中の予防を推奨します。

⑤去勢 対象動物:犬・猫

麻酔をかけて両方の睾丸を摘出する手術を行います。

睾丸を摘出することで、その動物のマーキング行動を抑制したり、特にわんちゃんでは前立腺疾患、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなど男性ホルモンに由来すると言われる病気の発症を抑えることができます。

また睾丸が正常な位置に降りて来ない睾丸(陰睾)の腫瘍化のリスクが高いため特に去勢手術をお勧めします。

⑥避妊 対象動物:犬・猫

麻酔をかけて子宮・卵巣を摘出する手術を行います。

子宮卵巣の摘出により発情行動を抑制し、子宮蓄膿症、子宮・卵巣の腫瘍などの病気を予防します。また早期の避妊手術は乳腺腫瘍の発生を抑制することができるため、発情前の手術を推奨しています。

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