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こんにちは、看護師の近藤です。(*・∀・*)
11月も終わりに近づいてきましたね。
今日でファルコン動物病院が開院してから、1ヶ月が経ちました。
1ヶ月の間に待合室の内装や受付など、少しずつですがスタッフのみんなと色々考えて模様替えしています。(*^∀^*)
当院のデンタルコーナーです。(´▽`*)☆
この1ヶ月を振り返ってみると、覚えることがたくさんあって1日1日があっという間でした。
まだまだ学ぶことがたくさんあるので、日々精進していきます。
さて、今日は猫風邪についてお話しようと思います。
猫風邪と一言で言っても原因は1つだけではありません。
今回は原因のひとつであるウイルスのことをあげていこうと思います。
まず一つ目はヘルペスウイルス。こちらは猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)のウイルスです。
症状は病名に鼻気管と名前があるように、鼻や鼻の管とつながっている目に症状が多く出るウイルスです。
くしゃみ、鼻水が主な症状として現れるほか、目ヤニを伴う結膜炎や風邪症状の悪化に伴う発熱や体調不良も気をつけなければいけません。
また、時に下痢など胃腸にも症状があらわれたりするので気をつけてあげてください。
ヘルペスウイルスの特徴として神経の一部に入り込んでウイルスを完全に除去することができないので、再発を繰り返す可能性もあるため注意してください。
次にカリシウイルスです。
カリシウイルスによる感染症状は、咳とくしゃみ、鼻水などFVRと似た症状もありますが、口内炎や舌炎などが主症状の場合が多いです。
ネコちゃんは治りにくい口内炎を発症することもあり、カリシウイルスは悪化の原因の一つとなります。
口内炎の悪化によりネコちゃんは口の中が痛くて食事ができなくなってしまうことがあります。
また、このウイルスは肺炎を起こすこともありますので、注意してください。
この2つのウイルスですが、どちらも寒い冬の時期に感染することが多い です。
そして、この2つのウイルスが混合して発症するケースも多く、その場合「ウイルス性呼吸器感染症」と呼ばれます。
特に子猫やお年寄りのネコちゃんが感染してしまうと悪化してしまい重症になる可能性があるので、早期発見もそうですが予防することも大切です!
この2つのウイルスはワクチンで予防することが可能です。
ワクチンを接種することで予防はもちろん、1度感染してしまって、ウイルスが体の中にいるネコちゃんにも抑える効果があります。
当院では、ワクチンやワクチンで予防できる病気について解りやすいパンフレットもございますので、お気軽にご相談ください。
近藤 朱夏