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こんにちは、院長の若山です。
暖かく穏やかな気候の日が続き過ごしやすくなりましたね。
夏を感じる暑い日もあるので、ひとも動物も熱中症には気をつけましょう!
フィラリア検査時に健康チェックの血液検査をしている方も多いのではないでしょうか?
当院でも特に4〜5歳以上のわんちゃんのフィラリア検査時にはオススメしています。
当院では検査項目・正常値・測定値・病気の例を表記した上の検査結果の用紙をお渡ししています。
他の多くの動物病院でもこのような結果用紙をもらえていると思います。
血液検査の数値を見て体の異常や病気を診断するのですが、
「そもそも検査の項目が体の何を評価するのか?」
「数値が低い場合、高い場合に何が問題なのか?」
など、疑問に思われている方も少なくないと思います。
診療中に測定項目や数値の説明も診療中の短時間の説明ではなかなか理解しづらいこともあると思います。
この場をかりて、血液検査の項目について少しずつ解説していきます。
まずはファルコン動物病院で実施可能な血液検査を紹介します。
当院では3つの血液検査機器を導入しています。
①全自動血球計算機:血液中の赤血球、白血球、血小板数を測定します
②臨床化学分析装置:肝・腎数値やコレステロールなど27項目+電解質の測定が可能です
③甲状腺・副腎ホルモン測定装置:当日に甲状腺の病気やクッシング症候群の診断が可能です
当院ではこれらから必要な項目を選択して実施します。
検査結果は当日にお伝えすることができるため、
特に緊急で診断や処置が必要な病気を見つける必要がある場合にはとても役に立ちます。
春の健康チェックなど緊急でない場合は、より多項目の検査が可能な外注検査も可能であり、
フィラリア検査のついでに行う検査はこちらをおすすめしています!
以上、まずは当院の血液検査についての説明でした。
次回からは検査の項目について一つずつ解説していきます。
若山