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こんにちは、院長の若山です。
4月に入り随分暖かくなりました。
日によっては夏を思わせるようなちょっと蒸し暑い日もありますね。
気温差が激しい時期は飼い主さまもペットも体調が不安定になりやすいのでご注意ください。
さて、4月に入り狂犬病・フィラリア予防がスタートしました。
フィラリア予防は開始前に必ず採血してフィラリアの検査はしていると思います。
当院では院内で↑のキットを使用してリアルタイムで結果を報告しています。
昨年予防していなかったわんちゃんはもちろん、毎年予防しているわんちゃんも検査が必要ですが、
これは万が一フィラリアが血液中にいる場合は薬を変えたり治療を検討しなければいけないからです。
特に最近は冬でも暖かい日があるので運悪く冬にフィラリアに感染してしまう可能性もあるため、
しっかり予防していても検査はしなければいけません。
このフィラリア検査の採血はほんのちょっとの血液があれば済みますが、
この検査の「ついで」に健康チェックの血液検査はいかがでしょうか?
《なんで健康なのに血液検査が必要なのか?》
血液検査をすると体の変化を数値としてみることができます。
動物は体調の変化をことばで伝えることができないので、
血液検査で症状のない病気の早期発見ができる場合があります。
また健康なときの検査結果は病院に残るため、
将来病気で血液検査をしたとき過去の検査データと比較することで病気の評価がしやすくなります。
そのため元気なときの血液検査も決して無駄になることはありません。
特に4歳以上のわんちゃんでは、
「元気に見えるけど数値の異常がある」ことも少なくありません。
フィラリアやワクチンで病気の予防をすることと同じように、
病気も早期に発見して対処することで発症を防ぐことができます。
人も会社の健康診断で病気を発見することがあるのと同じですね。
フィラリア検査の「ついで」に、お気軽に血液検査を済ませてはいかがでしょうか?
若山