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健康診断について
2022年09月29日
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名古屋市南区のファルコン動物病院院長の若山です。

今回は健康診断について触れていきたいと思います。

 

人も動物も病気は治すことももちろん重要ですが、

予防医療によって発病させない、初期治療を実施することで健康維持をすることが最も重要です。

人ですら自身の健康把握は難しく、健康診断にて異常が見つかることも少なくありません。

自分の不調を訴えたり理解することができないペットたちにとって日常ではなおのこと見つけることは難しく、時に病気が末期で初めて見つかることもあります。

そのため健康診断は健康状態を把握するためにとても大切です。

今回は当院での健康診断の流れをお伝えします。

 

『対象』

当院では犬・猫を対象にしています。

推奨年齢は5歳からですが、1−2歳からしっかり受けることも可能です。

 

『予約』

まずは一度連絡をいただき予約をとっていただきます。

当院の健康診断は可能なら一時あずかりなしでの実施を推奨していますので、

午前診療が終了する11時30分より30分〜1時間程度で検査を実施し、終わり次第帰宅が可能です。

午前診療が終わり次第スタートしますので、診療の混み具合によりお待たせすることもありますのでご了承ください

血液検査、超音波検査を正確に行うため、当日は絶食をお願いしています。

 

『手順』

1:一般身体検査

まずはわんちゃんねこちゃんを触診、視診、聴診など直接触れて診ていきます。また飼い主様より普段の状態や気になることがあれば伝えていただければ幸いです。病院では緊張して普段の行動が出ないことも多々あるので、自宅での些細な変化がサインであることもあります。

 

2:尿検査・糞便検査

健康診断では尿検査・糞便検査も実施します。

特にねこちゃんは腎臓や膀胱の病気も多いので尿検査は重要です。

なかなか病院では採尿、採便ができないので持参をお願いしています。

 

3:眼科検診

スリットランプというライトを用い水晶体(目のレンズ)を観察し、また眼圧も測定します。これにより白障や緑内障などの目の疾患が見つかる場合があります。

 

4:血液検査

採血をして血液中の成分を検査します。血液検査は万能ではありませんが、糖尿病や腎臓・肝臓疾患など様々な数値を測定することにより発見できる可能性があります。また高齢の場合はホルモン検査など追加検査を実施することも可能です。

 

5:超音波検査

腹部、心臓の超音波検査を実施します。超音波検査は内臓を画像化したり血液の流れを把握することで病気があるか見て判断します。高齢な子では内臓の画像変化から腫瘍を見つけることができたり、血液の流れの異常から心臓疾患がわかります。時に、若い子で内臓の大きさの異常や欠損(片方の臓器がないなど)も見つかることがあります。

 

6:レントゲン検査

胸部、腹部のレントゲン検査では、心臓・肺や関節の異常、時に腎臓や膀胱の結石が見つかることもあります。

 

以上検査を実施します。

検査はお時間があれば飼い主様にも同席していただき、気になることは随時お伝えし超音波検査やレントゲン検査は即時結果を見ていただきます。

血液検査は検査センターに送ることが多く、血液検査結果を含め総合結果は1−2週間程度で報告書を作成しお伝えします。

 

このような検査を重ねることで毎年のその子その子のデータが見えてきますので、軽度の異常が見つかった場合は数ヶ月後その部分だけ再検査を実施したり、体調を損なった時に健康診断で得られた数値や画像と現状の変化から、病気の経過や程度、治療方針など助けになります。

 

ペットの健康維持のため健康診断はおすすめです。

ご興味、ご不明な点があれば当院まで直接お電話にてご連絡ください。